初代「謀女郎」：鞏俐（コン・リー）

最もスタンダードな「謀女郎」

出世作：『紅高梁（紅いコーリャン）』

1987年、映画『紅いコーリャン』は張芸謀（チャン・イーモウ）監督とともに独特な魅力を持つ鞏俐の名を知らしめた。鞏俐は8年にわたり張芸謀監督とコンビを組み、初代「謀女郎」としてその基準を築いた。初出演映画でヒロインを務めセンセーションを巻き起こし、その後も多くの成功を収めた。1980～90年代の中国映画界で圧倒的な存在感を誇り、1992年にはベネチア映画祭最優秀主演女優賞を獲得し、女優として絶頂期を迎えた。鞏俐は「謀女郎」だけでなく中国人俳優の中でも、国際派スターの先駆的存在となっている。

「チャイナネット」　2009年9月2日