【見所①トップ俳優のホラー演技】
香港のアカデミー賞に当たる香港金像賞で最優秀主演男優賞に輝いた任達華(サイモン・ヤム)は、この作品で、いままでの「垢抜けた」役どころと打って変わり、「落ちぶれた」医師役に挑戦している。本人曰く「今まで出演した中で最も怖い映画」ということで、「腰を抜かした」演技をたっぷり披露しているようである。
【見所②耳で恐怖が感じられる】
音響効果は、ホラー映画の大切な要素である。特殊な音楽を使って恐怖を味わわせる手法が多く用いられるが、この作品では、効果音や音楽をあまり使わずに、撮影時の現場のリアルな「音」をたくみに生かしている。臨場感のある「聞かせ方」で観客を恐怖の世界へ誘うという監督の手腕が光っている。
【見所③後味が怖い!台詞】
聞いただけでぞっとするような言葉が、さらに映画の恐怖感を増やしている。「季節到了、別擋太平間的道(葬る季節がやってきた。ここは霊安室への道、邪魔だ!)」など印象的な台詞がたくさんある。そんな台詞が聞こえるたびに、映画館中は戦慄の渦に取りこまれてしまう。