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今後10年間のガイドラインである新「防衛大綱」と5年計画の「中期防衛力整備計画」において、陸上自衛隊の兵力は縮減、海上自衛隊と航空自衛隊の兵力は増強され、中国は日米の「共通の戦略目標」とされた。日本は西南海域に軍事力を配備すると同時に、我が国の東南沿海一帯に対する情報収集を大幅に強化することも計画しており、我が国東部周辺の安全は日米の脅威にさらされる。日米韓は「三国同盟」を成立させようとしており、東アジアにおける戦争の震源地が出来つつある。日米韓、日米豪、日米韓豪のどれをとっても、これらの安全保障の枠組みはいずれも安倍元首相や麻生元首相がやっていた「自由と繁栄の弧」の焼き直しである。日米は海上石油ルートを占領し、海上封鎖という「海上安保戦略」を通じて、中国を国内に閉じ込めてつぶそうとしているのだ。

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2010