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中日経済貿易関係と共通の利益

外交学院国際関係研究所教授  周永生

中国の公的機関の統計によると、2007年の中日両国の貿易額は2360億2193万ドルに達し、中国は米国を抜いて引き続き日本第1の貿易パートナーとしての地位を維持し、日本は国別で米国に次いで中国第2の貿易パートナーとしての地位を維持した。中日の密接な経済関係は、二国間関係の安定の基礎となっている。中日両国経済にとっての共通の利益は、貿易による共通の利益、直接投資・援助および人的交流による共通の利益、金融分野における共通の利益、地域における多国間経済協力による共通の利益というおよそ4つの面に分類できる。

1、 貿易

中日経済貿易関係は長い間、比較的良好に進展しつつあり、二国間貿易額は毎年それなりの伸びを見せており、その額も大きなものである。1972年には10億4000万ドルであった中日貿易額は、02年には1000億ドルを突破、06年には2000億ドルの大台に乗せて2073億6000万ドルとなり、1972年の約200倍となった。

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2008