そのうえ、日本の対外貿易に占める中国の比率も年を追って上昇している。日本貿易振興機構(JETRO)のデータによると、日本の対中輸出入貿易額が日本の輸出入貿易総額に占める比率は01年には輸出、輸入がそれぞれ7.7%、16.6%、02年は9.6%、18.3%、03年は12.2%、19.7%、04年は13.1%、20.7%、05年は13.4%、21.0%、06年は14.3%、20.5%、07年は15.3%、20.6%となった。全世界の輸出入貿易額と国別の輸出入貿易額に関する同機構のデータによると、日本の対外貿易総額のうち対中貿易が占める比率は01年には11.79%、02年は13.49%、03年は15.55%、04年は16.48%、05年は16.96%、06年は17.23%、07年は17.75%となっている。これらのデータは、日本の対中国貿易に対する依存度が日増しに増大し深まっていることを示している。
中国の対外貿易に占める対日貿易の比率は、ここ数年は下降し続け、中国側のデータによると、04年度にはその比率がすでに14.5%まで下がっている。05年には中日両国の貿易額は前年比9.9%増の1844億5000万ドルで、対外貿易総額に占める比率は13.0%となり、前年より1.2%下降した。06年には貿易額が前年比12.5%増の2073億6000万ドル、対外貿易に占める比率が前年比1.2%減の11.8%。07年には貿易額が前年比13.9%増の2360億2000万ドル、対外貿易に占める比率が前年比0.9%減の10.9%となった。中日貿易額が中国の対外貿易総額に占める比率が下降し続けていることは、中国経済全体の急速な成長と日本経済全体のやや緩慢な成長を映し出している。中国の対外経済総量の急速な拡大は、中国の対外経済総量における日本の占有率を急速に減少させた。中国の対外貿易総額に占める日本の比率は一貫して下降状態にはあるが、日本は依然として米国に次いでその比率が10%前後の国であり、今後も長期にわたって中国第2の貿易パートナーとしての地位を安定して保つであろう。