2、 直接投資・援助と人的交流
貿易分野以外でも日本は中国にとって投資大国であり、累計の投資額は米国に次ぐものである。日本は対中国直接投資でもずっとトップクラスにいる。投資面では日本は中国第2の外資の提供源だ。JETROのデータによると、05~07年の日本の対中直接投資額は毎年60億ドル以上だ。06年末まで日本の対中直接投資残高は303億1600万ドルである。日本の毎年の対中直接投資およびその残高は対中輸出や中国の経済成長のけん引役に一役買っているだけでなく、中国が発展途上国の中では比較的素質の高い労働力を抱え、相対的に低コストでインフラや社会環境などが比較的良いことから、中国で経営する日本企業の大部分は成功していて、日本国内市場の緩慢な成長を補ってもいる。一部の日本企業は中国での投資促進によって日本国内の本社企業が苦境から脱している。
日本の対中投資額(単位:100万ドル)
年度 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
金額 2,158 2,622 3,980 5,863 6,575 6,169 6,218
(日本貿易振興機構の資料による)