二匹のネズミ何処へ行く?

二匹のネズミ何処へ行く?。 新年快楽!
中国の皆さん、新年明けましておめでとうございます。ウサギの年がはじまりましたね!
「龍」や「虎」が強力なイメージがあるのに対して、ウサギは干支の中でも最も可愛らしい動物だと個人的に思います。ただ僕はこのウサギの一年間をイメージしたときには、ウサギのように愛らしく、魅力的に周りから慕われたい一年間・・・という想像よりも…

タグ: ディズニー サービス産業 中国

発信時間: 2011-02-09 14:36:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中川幸司

新年快楽!

中国の皆さん、新年明けましておめでとうございます。ウサギの年がはじまりましたね!

「龍」や「虎」が強力なイメージがあるのに対して、ウサギは干支の中でも最も可愛らしい動物だと個人的に思います。ただ僕はこのウサギの一年間をイメージしたときには、ウサギのように愛らしく、魅力的に周りから慕われたい一年間・・・という想像よりも、むしろ、一年中ウサギを追いかけまわって自分が何かに夢中になって、いろいろ手を出して、「二兎を追う者は一兎をも得ず」になってしまうような徒労な一年間を想像してしまいます。赤い目のウサギ先生から、「いやはや、中川君、修行が足りないなぁ」と叱責を受けている自分を想像してしまいます(汗)

というわけで、目標があまり散漫にならないように、今年も自分ができることに集中していきたいですね!同時に、アンテナだけは高くしていきたいなぁと改めて気持ちを引き締めていきます!

さて、今回のブログのテーマは、ウサギ・・・ではなくて、ネズミであります。

旧正月という概念事態が日本では一般常識ではなかったと思いますが、つい最近では良きにつけ悪しきにつけ、中国との関係が深くなってきた日本では、「アジア諸国の多くが旧正月を重視している」という認識が、ようやく広がってきたと思います。そんな「ひと足出遅れた感のある」「日本の外向きの目」の一方で、米国では、中国の旧正月分化を商業化にとりこむ事例の一つとして象徴的なサービスが展開されました。ニュース記事「米、ミッキーマウスが中国の旧正月を盛り上げる」(http://japanese.china.org.cn/business/txt/2011-02/05/content_21871380.htm)です。うーむ、これは面白く、今の国際関係についての象徴的なニュースだと思いました。

ディズニー。もはや説明する必要もないほど有名なブランド(サービス)です。そう多くの皆さんが世界的に人気なキャラクターで親しんでいるディズニーであります。そしてテーマパークとしてのディズニーランドは、世界の多くの都市でサービスを展開し好評となっていることは、テーマパークの「ド定番」とでも言えるようなものでしょう。

ご存知のとおり、歴史も長く、世界的なエンターテイメントカンパニーであり、独自のマーケティング手法を駆使した米国発「隔離型エンターテイメント」を「世界で」提供してきたディズニー(ウォルト・ディズニー社)。それは単なるサービス産業の枠に当てはまらず「ディズニー産業」とも揶揄されるほどでもあります。

ディズニーといえば、多くの方がイメージを浮かべるキャラクターそしてその世界観は、世界の何処に入っても現地化されたものではなく、ほとんど共通したものであるように思います。これは裏をかえせば、ディズニーの徹底的に管理された世界共通のマーケティング戦術の結果であるということに他ならないでしょう。

ディズニーのマーケティング技術は包括的には相当に優秀であると思います。その他のエンターテイメント世界・社会一般からの「隔離性」という意味で、ブランド力を一定に保つということに繊細に注力していますね。ですから、いわゆる「世間の流行り廃り」に短期的に左右されるようなビジネスモデルは採用しません。これは、小刻みな世間のブームに乗って一時的な高利潤を得ることが出来ないというマイナス面もありますが、そのブームが去った後に、当該商品やサービスが陳腐化された時にネガティブなブランド効果をもたらしてしまうことを避けることができるわけです。

その方針は、エンターテイメント業界でも最も厳しく、徹底したブランディングがあることは明白ですね。メディアでの露出方針も徹底的に管理されていますし、無形資産、商標などの管理も極めて厳格です。

 

1   2    


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。