みなさんこんにちは!
早いものでまもなく1月も終わりますね! 中国では春節前、そして日本でも2月3日の「節分」にむけて「恵方巻き」の予約受付が始まり、季節感のある賑わいを見せています。この「恵方巻き」行事、スーパーやコンビニ各社の商業的プロモーションによって、最近になって一気に市場に浸透しお正月の次の定番イベントとして成功から、急激に広まりました。このイベント定着化には様々な理由があると思いますが、消費者にとっての価格帯の手軽さ(数百円程度で購入できる)や、家族団らんで海苔巻きをかぶりつくという非日常的なエンターテイメント性、供給側にとっての海苔巻きという通常商品からの連産品でありましてコストが安く製造できること等々が、主な要素といえるでしょう。
さて、中国内でスーパーといえば、思いつくのは外資系スーパー大手の成功例であります。しかし、その成功の中で、ちょっとつまずく話題が持ち上がりました。中国内大手スーパー、フランス資本のカルフール(中国名:家楽福)に対して「定価詐欺の疑い」があり調査をうけたというものです(http://japanese.china.org.cn/life/txt/2011-01/27/content_21830881.htm)。
実際に近年では、中国内で米資本ウォールマート、フランス資本カルフール、そして中国内資本スーパーなどの激戦が各地方で繰り広げられています。今回の話題は、その中でも激戦を勝ち抜きかなり成功をおさめているカルフールでの問題でありました。
カルフールは中国内での「現地化(Localization)」も適正に成し遂げ、中国人現地の方からの好感度も高いスーパーであるといわれます。また外資系の強みである海外商品供給元の特異性や、在庫管理や人材管理等のマネジメント手法の先進性から、商品やサービスの品質の高さ、価格も競争力のある程度に保っています。こうした、高品質の商品、サービス、そして現地化をバランスよく成し遂げたカルフールでありますから、その中国内での成功は綿密に計算された勝利と言えましょう。
しかしながら、今回はニュースにもなる問題が発生してしまいましたね。これについては、いくつかの可能性要素(場合分け)があると思います。