日本の日中友好協会は3日、東京で総会を開き、加藤紘一・元内閣官房長官(元自民党幹事長)を新会長に選任した。16年間会長を務めた平山郁夫氏は名誉会長に就任した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
総会後の親睦会で加藤氏は「日本国民の中で日中友好を推進し、すばらしいアジアを築くために、日中関係を障害のない良好な関係にするために努力する」と述べた。
中国の崔天凱駐日大使は「今年5月に胡錦涛主席の訪日が成功し、双方は第4の重要な政治文書を発表して、両国関係の長期的な発展における指導的原則を確立し、両国関係の将来の発展の計画を立てた。中日関係はすでに、さらに高い段階の発展に向けた確固たる基盤を備え、新たな歴史の出発点に立っている。今日の良好な中日関係の局面は得難く、日中友好協会の功績は不朽だ」と述べた。
崔大使は加藤氏の会長就任と平山氏の名誉会長就任を祝福。16年間の会長時代に平山氏が中日友好に果たした貢献を高く評価し、新たな役職でも引き続き中日友好事業に関心を寄せ、支持するよう求めた。また「日中友好協会が加藤新会長の指導の下でさらに発展していくことを希望する」と述べた。
「人民網日本語版」2008年7月7日