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中国の通信業界再編が日本の通信キャリアにもたらす商機の分析 |
発信時間: 2008-11-14 | チャイナネット |
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CCIDコンサルタント 通信産業研究センター 余周軍 日本の通信キャリアの海外市場開拓と企業の実力におけるアンバランス現象 世界の通信サービス市場から見れば、ヨーロッパ、アメリカ、韓国など、通信業先進国の通信キャリアは、国内市場の過当競争、企業内の利潤の可能性の絶え間ない縮小により、海外市場への直接投資に続々と狙いを定めている。南アメリカ、アフリカ、およびアジアなどの新興市場は、通信サービスにおける大企業の第一の選択になっている。資金力と通信サービス業の経験の蓄積により、先進国の主な通信キャリアは新興市場において巨大な収益をあげており、スペイン通信キャリアの大手テレフォニカの南アメリカ市場における成功がその例証である。 しかし、モバイル通信の迅速な発展によって推し進められる通信業の素早い発展のなか、日本の通信キャリアの海外における大きな動きは、ほとんど目にすることがない。 日本の通信市場は、高度に発達している。NTTドコモなどを例にみると、2002年、世界で初の3G方式のサービスを開始し、iモードとFOMAのマッチングは新しいプラットフォームを発展させ、彼らが主導する通信サービスネットワークの名声は轟いている。日本の通信キャリアは、企業の実力、経営理念において世界のトップクラスである。しかしながら、その海外市場でのプレゼンスとそれは、かなりアンバランスである。 中国市場は、日本の通信キャリアの海外投資における最も重要なパートとなる その原因を突き詰めると10年前のNTTドコモの海外投資の失敗にある。1999年末以来、NTTドコモは海外の通信会社に積極的に投資し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの5社のモバイル企業に1兆9千億円を投じた。しかし、バブルの崩壊は、2001年のNTTドコモの海外投資に関し、1兆1千万円の巨額の損失をもたらした。同時期、国内の競争相手の出現により、日本通信市場を制していたドコモは国内市場を注視するようになった。 |
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