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日本が麻雀を世界遺産に申請、なぜ我々が不満を抱くのか?
発信時間: 2008-11-26 | チャイナネット

麻雀は唐代に日本に伝えられ、豊かで健全な文化活動を形成した。麻雀の研究と収集に没頭してきた野口恭一郎氏は、麻雀の発明者を考証し、世界初の麻雀博物館を開設したほか、麻雀関連の小説・マンガ・新聞なども出版している。02年10月には中国ではなく東京で、第1回世界麻雀選手権大会が開催された。敦煌と同様、日本人は麻雀の起源は中国だが、発揚の功は日本にあると自負している。

私たちは、中国は麻雀の歴史文化遺産を十分に重視しておらず、発掘・整理作業の時間も長くなく、いずれも隣国の日本に後れを取っていることを直視するべきだ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)で採択された無形文化遺産保護条約によると、世界無形文化遺産の第1期保護リストは09年に発表されるが、すでに発表された国レベルのリストには、残念なことに麻雀は入っていない。こうした状況の下で、中国が麻雀を申請する機会を逸している間に、日本が申請に成功し、かつ麻雀の起源は日本だと主張しなかった場合、これは日本の方が中国より良く保護してきたことを示すだけのことだ。私たちは広い心で他者の努力の成果を受け止めなければならない。中国にとって多くの参考、啓発、喚起ともなるのだから。

「人民網日本語版」2008年11月26日

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