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日本人の目に映った京劇の梅蘭芳:雪の中で咲く梅のような気骨のある名優 |
発信時間: 2008-12-19 | チャイナネット |
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後書きの中で、内情をよく知っていた内山氏は、日本軍が香港を攻撃、占領した後、日本軍部が特に憲兵を派遣して香港南部に難を逃れていた梅蘭芳を捜索し、捕らえるとともに、軟禁した後、上海に強制して連れて行ったことを暴露している。内山氏はまた、梅蘭芳が香港で日本軍に見つかった時、すでに美しいちょびヒゲを蓄えるとともに、これは自分が舞台芸術に別れを告げた記念だと語り、断固として日本側の公演の要求を拒否したと書いている。 1945年8月15日に日本が無条件降伏を宣言した後、わずか一日過ぎた日に、梅蘭芳はすぐ伸びたヒゲを剃って、上海での被災民救済の慈善公演に参加し、民衆の万雷のごとき歓声で迎えられ、募金は50万元に達した。内山氏はその後書きの中でこの事をも記述している。後書きの結びに、内山氏は「芸術大家の梅蘭芳万歳!抗日戦争期にヒゲを蓄えた偉丈夫万歳!」と感慨をこめて書きしるしている。 書籍のページが黄味がかったとはいえ、梅蘭芳の雪をものともしないウメの花のごとき気骨は依然として異国の文字を通して私たちの胸を打つものがある。 「チャイナネット」2008年12月19日 |
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