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日本はいかに公開資料から中国を研究しているのか ニュース番組は「必修課目」 |
発信時間: 2009-02-13 | チャイナネット |
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日本が中国を研究する意図
日本が中国研究に投入する金額は世界最多を誇る。日本がこのように中国研究に力を注ぐ目的は何か。 日本における中国研究の歴史は長い。防衛省のブレーンとして活動してきた渡邉昭夫氏はかつてインタビューのなかで、日本の中国研究について、中国を尊敬し謙虚な姿勢で学んだ古代から、中国軽視の近代へと経てきたと述べている。
第2次世界大戦後、特に1950年代以降、日本は経済が復興し、米国のバックアップを受け世界第2位の経済大国となったが、中国研究にも再び熱心に取り組むようになった。ある外務省の調査報告書によると、当時の日本の中国研究は、経済に重点を置いていたという。
しかし、実際には、日本は経済だけでなく、まるで虫眼鏡を通して観察しているかのように、詳細に中国の政治、軍事など各方面に対する研究を続けてきた。また、中国の大小様々な変化が日本に及ぼす影響を分析しており、中国でわずかな変化が起こった場合でも、常にいくつかの対策を講じることができる。
日本の中国研究は、日本の優位性の維持を大きな目的としている。日本の政治学者の多くは、日本の外交には戦略がないと自嘲気味に語るが、実際には、日本の中国研究は十分な戦略的意識を有しているほか、専門的かつ詳細でもある。こうした特徴は島国である日本特有の危機意識と大きく関係している。日本のこの危機感は、隣国中国が強大になるにつれ、より一層高まるにちがいない。 「チャイナネット」2009年2月13日 |
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