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JDSプロジェクトの中国行政官の日本留学生活
発信時間: 2009-06-02 | チャイナネット

2、 羅泉さん  第2期帰国留学生

勤務先:審計署

留学先:立命館アジア太平洋大学 公共政策分野

論文のテーマ:「中国環境監査の進展:環境監査に利益概念を取り入れる実施効果」

留学期間中、日本の社会や暮らしの様々な面に対する理解を深めた。特に日本経済が成長を遂げた後、環境保全を大いに重視したことが印象深かった。日本は1950年代、60年代の経済成長期には、環境を無視した道を歩んだために水俣病など世界で有名な公害を引き起こしたが、今回の留学を通じて、今の日本はすでに環境を犠牲し、開発に専念するという理念を捨て、環境保全に大いに重視していることを痛感した。

学校の主催で、当時の水俣病の発生地に赴き実地考察を行ったが、環境汚染が深刻だった海域は景色が美しく、水産物は衛生的できれいで、すでに大きな変化があった。

中国は都市部と農村部の調和の取れた発展や環境保全の面で、並大抵でない難題を抱えている。これから、日本留学中の知識と経験を生かして、政策の制定の面で貢献していきたいと思っている。

あいさつする商務部国際経貿関係司の兪建華司長

資料写真:日本留学中の中国の若手公務員

資料写真:2008年JDSプロジェクト帰国報告会

3、 程文さん

勤務先:山東省検察院

留学先:横浜国立大学 法律分野

自分が携わる検察の仕事に合わせて、日本の検察制度に対して全面的に深い考察を行い、日本の刑事訴訟制度に対しても理解を深めた。

日本人に対する印象と言えば、親切そのものだった。例えば、2005年2月、私と友人が大阪でシンポジウムに参加し、ついでに奈良を見物しようとしたが、奈良駅に着いたら、友人が財布をなくしたことに気がつき、二人であせってどうしようもなかった。

すると、駅員は加藤洋子さんというボランティアの方を紹介してくれた。当時は土曜日で銀行は休みだったが、加藤さんは色々苦労して友人の銀行カードの紛失届を銀行側に提出してくれた。また、忘れ物預り所と交番にも連れて行ってくれた。奈良が初めてだと言うと、昼ごはんも食べていない彼女はいくつかの名所を案内してくれた。本当にその親切さには感動した。

「チャイナネット」 2009年6月2日

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