▽「中国がGDPで日本を超える」をどう見るか
「中国のGDPは、今年か来年に日本を抜いて2位となり、2020年から2030年頃には米国を超えてトップになる」といった予想は、日本でも高い関心を集めている、徐主任によると、こうした議論の多くは好意的なものだが、「中国脅威論」を唱える人も一部にいる。
徐主任によると、経済規模や外貨準備でトップとなることは可能だが、単純なデータによって惑わされてはならない。「中国の人口は日本の10倍もあり、GDPで日本を超えるのは自然なことだ」。日本側もこれを警戒するにはおよばない。「経済データを誇張するのではなく、データの中身をきちんと見なければならない。例えば第三次産業の比率だ」。日本で70%に達している第三次産業の比率は、中国では40%に過ぎない。
蘇寧電器が日本の家電量販チェーンを買収したことは日本でも話題を読んでいる。徐主任はこれについて、「蘇寧電器による買収の目的は、中国製品を日本に売ることではなく、日本企業の管理と経営の方法を学び、企業のグローバル化に役立てることだ」と語った。
「人民網日本語版」2009年8月7日
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