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「鄭和」号の日本訪問は近距離での観察、理解、学習
発信時間: 2009-11-04 | チャイナネット

海上自衛隊の「太刀風」級の駆逐艦「朝風」

今の海上自衛隊は、東西の軍隊訓練システムの特徴を結びつけることに成功した。そして米英の進んだ訓練と作戦の考えを取り入れ、旧軍隊の伝統的な訓練も融合している。そして装備の優位にさらに厳しい訓練が加わり、海上自衛隊の戦闘力の延長と向上が保障された。

中国海軍艦艇に対するほとんどの人のイメージは、清潔できちんとした甲板、豆腐のように畳まれた布団というものだが、実際、海上自衛隊の日常管理も非常に厳しい。艦艇の戦備や当直、衛生には厳しい規定があり、各武器や装備にはラベルが貼られている。そのため設備の使用やメンテナンスの責任者の名前、職務、整備の条件が一目瞭然だ。そのため10年以上も任務を遂行している古い艦艇も、設備の整備がとても行き届いている。

「細部に戦闘力が見える」。中日軍事交流がしだいに展開される中で、重視は無視や軽視よりは望ましい。交流と学習は武力衝突のためではないが、海上自衛隊はこの数年、艦艇の質や数、訓練のレベル、経費が膨張し続け、また東海ガス田や釣魚島、南海海域では、海上自衛隊のよく訓練された艦艇や飛行機が見られるようになり、その活動範囲は徐々に西に進み、北に拡がり、南下している。

今回の訓練艦「鄭和」号の日本への旅はまさに一つの窓が開き、中国海軍が近距離でこの「昔の相手」を観察、理解、学習するための条件を作り出した。(文=海韜)

「チャイナネット」 2009年11月4日

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