千葉県付近の海域でこのほど、重さ10トンの漁船が網にかかった巨大クラゲを引き上げる際、あまりの重さに転覆するという事故が発生した。
事故当時は、3人の船員が網にかかった数十匹ものエチゼンクラゲを引き上げていたという。3人は海に投げ出されたが、すぐに付近の漁船に助けられた。現地の海岸警護隊の報道によると、同日の天気は良く、浪も穏やかだったという。
エチゼンクラゲは世界最大のクラゲの一つで、最大直径は約2メートル、体重は200キロに上る。今年に入って以来、大量のエチゼンクラゲが日本海に出没し、多くの漁場で漁の停止を余儀なくされ、漁民の生活にも大きな影響をもたらしていた。専門家は大量に発生したクラゲについて、「ここ数カ月間、日本海域の天気と水質が、クラゲの生存に非常に適しているからではないか」と指摘する。
「人民網日本語版」2009年11月6日