中国美術館「平山郁夫芸術展」に出席した平山郁夫画伯(2008年4月)
平山氏は広島県生まれで、15歳の時に原爆に被爆した。東京芸術大学を卒業後、シルクロードや仏教を題材にした作品で名声を博した。ユネスコ親善大使として、敦煌など世界文化遺産の保護活動に携わり、中日関係の発展に積極的な貢献を果たした。1992年から2008年まで、日中友好協会の会長、名誉会長を歴任した。2000年末には奈良の薬師寺に三蔵法師の旅を描いた「大唐西域壁画」を奉納。2008年3月には中国の釣魚台国賓館に「朝陽法隆寺 奈良」を寄贈した。同年4月には中国美術館で「平山郁夫芸術展」が催された。
中日文化交流への長年の貢献を称えるため、中国文化部は2002年、平山氏に「文化交流貢献賞」を授与した。
「人民網日本語版」2009年12月3日