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日本の国会議員143人が直に見た中国
発信時間: 2009-12-14 | チャイナネット
嬉しそうにプレゼントを受け取る田名部議員
 

 中国共産党中央対外連絡部と中華全国青年連合会の招待で、小沢一郎幹事長を団長とする日本の民主党代表団および第16次「長城計画」友好交流使節団の一行600人余りが12月10日から13日にかけて北京を友好訪問した。

 「長城計画」は、中華全国青年連合会と日本側による大規模な中日民間友好交流活動で、1989年に始まった。今回は参加人数が最多となった。中でも注目を集めたのは、民主党が政権発足後初めて派遣する大型訪中団であり、社会各界の代表以外に、民主党の国会議員143人が含まれていることだ。

 ■12月11日、北京通州区張家湾鎮皇木廠村:「なんて美しい農村!」

 中国訪問は初めてという渡辺香織さんは、道の両側のきれいで整然とした家々を見て「なんて美しい農村!」と感嘆の声を上げた。彼女にとって今回の訪中の最大の収穫は、中国の現代化を自らの目で見たことだ。これには北京の街中を走る高級車だけでなく、活気に溢れた農村も含まれる。

 理解は友好の基礎。民主党副幹事長の福田昭夫議員は同村の共産党支部書記から説明を受け、周囲のあらゆるものに目を遣ると、「日本では、農村建設も大きな課題だ。今日ここで、新しい形の農村を目にした。ここでは高齢者の生活が資金面で援助されている。われわれは学んだものを持ち帰らなければならない」と述べた。

 ■12月12日、北京東四オリンピック住宅地センター:「伝統と現代が見事に融合」

 住宅地内の「虹活動室」で、住民の作った手工芸品に、日本から来た友人は夢中になり、手放せない様子だった。酉年生れの田名部匡代衆院議員は、住民の皇甫静燕さんから、お手製の鶏のデザインの作品を嬉しそうに受け取った。

 「どの写真もすばらしい。オリンピックの雰囲気が感じられ、オリンピックのために中国の人々の払った努力が伝わってくる」。オリンピック写真室で写真を見た斉藤進議員の言葉だ。

 その後、訪中団の団員たちはお年寄りの評劇サークルや若者のベリーダンスの練習を見学した。「評劇は中国の伝統劇の一種で、ベリーダンスは現代のダンス。ここでは、伝統と現代が見事に融合している」。団員の1人は、そう話しながら、目にしたもの全てをメモしていた。

 ■12月12日、中国障害者芸術団:「中国人の強靱さを見た」

 「乾杯、今君は人生の大きな大きな舞台に立ち、遥か長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ・・・・」。目の不自由な楊海涛・海軍兄弟の歌う日本の歌「乾杯」に、訪中団の団員たちはとても感動した様子だった。

 「すばらしい!」。女性の石塚さんは前に歩み寄ると、子供の団員をぎゅっと抱きしめ、強くキスした。

 「私は涙ぐんで公演を見終えた。中国人の強靱さを見た」と、阪口直人議員は感動した面持ちで語った。別れの際、菅川洋衆議院議員は「両国間の理解を深めなければならない。政治的ルートだけでは不十分だ。両国の民衆が直に交流し、感じることがもっと必要だ」と感慨深げに語った。
 「人民網日本語版」2009年12月14日

障害者芸術団の公演を鑑賞
村民と触れ合う訪中団の団員
「チャイナネット」 2009年12月14日
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