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なぜ中日カップルの半分が離婚するのか?②
発信時間: 2009-12-23 | チャイナネット

仲介者の仲立ちで見合いをし、ありそうもない美談を信じて、自分の幸福と未来を盲目的に差し出す。物質的な欲望だけで感情はない。お金を求めるだけですばらしいプロポーズもない。日本に着くとすぐに夢は消え、現実はひどく貧しく、仲介者は消えていなくなり、日本人の夫と意思疎通を図ることも不可能だ。絶望しても無駄で、後悔してももう遅い。深い山奥の家に閉じこもって、悲しみの中で日々を過ごすしかない。

国際結婚の最大の障害は、言語、生活習慣、夫婦関係の3つだ。離婚した多くの中国人女性は、日本人の夫は傲慢で無礼、利己的でけち、亭主関白だと話すが、最も我慢できないのが性生活だという。中国から来た花嫁たちは、愛もセックスもない暮らしを送り、生きるためのお金を稼ぎ、在留資格のために生活している。日本に来た当初は大変だったが、徐々に慣れていて言葉の壁がなくなると、女性たちは大都会の生活に憧れるようになり、アルバイトを理由に逃げる人もいれば、様々な理由で離婚に至るようだ。

国際婚姻の利点と欠点

中日両国の人たちが、黄色い皮膚で黒い目の同じアジア人を配偶者にすることが比較的容易なことは理解できるが、実際のところなぜ国籍も違い言葉も通じない人を結婚相手に選ぶのだろうか。

中国は古代に、周辺の各民族と姻戚関係を結んで親善を保つという歴史があり、それは政治が必要としていた。交通や情報の急速な発展にともない、民間の往来は普通の人たちの様々な面に浸透している。また優生学という面から見れば、出生地が遠い夫婦の子供は頭がよくて美形だというもの、一部の人が国際婚姻を選ぶ潜在的な理由だろう。

結婚前に国籍の違うカップルにとって重要なのは国籍の問題であり、結婚を決める際に躊躇させる要因でもある。しかし感情が深まれば国籍は何の問題でもなく、大切なのは結びつきだ。それは非常に重要で、余計に考えるひまさえ与えない。

現代っ子らしく性格もオープンな智子さんは、祖母や母親のように毎日料理を作り、掃除や洗濯をして、子供をしつける家庭の主婦にはなりたくないと思っている。

智子さんは留学生の韓さんに偶然めぐり合り、共通の趣味である香港映画からアイドル、中日の料理から景勝地まで話は尽きなかった。しかし智子さんを一番感動させたのは韓さんが作った料理だ。韓さんはまさに料理の天才で、中華料理はもちろん日本料理、韓国料理、イタリア料理、フランス料理とすぐに作ることができる。それに韓さんは勤勉で女性にやさしく、日本の男性ように亭主関白でもない。智子さんはすぐに韓さんを好きになり、2人は付き合うようになった。

結婚後に中華料理店を開きたいと話す智子さんは、自分は店長として働き、韓さんにはコック長になってもらうつもりだ。そして店を増やして全国チェーンにするのが目標で、将来は中国にも支店を出したいと志を立てている。この考えに韓さんも非常に賛成だ。

「このように強い妻が家の采配を振るのは本当にいいことです。自分はまさに神様に選ばれたラッキーな人」と韓さんは愛情を込めて智子さんを見ながら言う。愛情の力はいかなるものにも邪魔されず、歴史、民族、言語、生活習慣の違いを越えて生まれた愛情は強靭である。二つの民族の人が家庭を作るとき、この二つの民族間の友好の将来はまだ遥か遠いのだろうか。

韓さんと智子さんは、私たちが取材した十数組の中日カップルの中の1組に過ぎない。ほかの国境を越えたラブ・ストーリーは紙面に限りがあるのでここに全て挙げることはできないが、こうした人たちへの取材で感じた、言葉では表現しがたい希望と、中日両国の未来に対する大きな自信は、ずっと私たちを励ましてくれることだろう。

これらの人たちの次の世代、すなわち中日両国の血が流れた子供たちが大きくなった時には、中日の間の架け橋にはどのくらいの平和の鳩が飛んでいるのだろう。そして中日両国関係の友好は、より多くの中日男女の仲人になり、より多くの中日カップルが結婚して、二つの民族が打ち解けて一家になると私は信じている。(文=孔健)

「チャイナネット」 2009年12月23日

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