第5期中日友好21世紀委員会第1回会合が9日、江蘇省の揚州で閉幕した。中国側の委員を務める、中央電視台(CCTV)のキャスター・水均益氏がチャイナネットの取材に応じ、「中日友好を促進するには自らが先頭に立って始め、新しく、開かれた思考で日本に対して再報道する必要がある」と述べた。
水均益氏は、「唐家璇座長は、この委員会は空論を交わす会ではないと述べられた。今後5年間で、私たち委員の間では多くの意見が交わされ、それによって多くの新しい考えが生まれ、最終的にこれらを実際の行動に移さなければならない。メディアに携わる者として、また、中日友好21世紀委員会の委員として、私は日本の報道において多くの役目を果たせることを望んでいる。新しく、開かれた思考で、歴史的チャンスとなる中日関係を構築するという視点から日本に対して再報道すべき」と語った。
水均益氏は、中日両国のメディアは、客観的かつ論理的に、真実に基づき、バランスよく報道を行う必要があり、そうすることで中日両国民の間にある感情を改善することができると考える。メディアが報道素材や立場を選択する際に何らかの偏見や感情があれば、中日友好という目標に向かって努力するどころか、騒ぎを引き起こすことにもなりかねない。水均益氏は、「唐家璇座長は、私たちが中日両国にいっそう関心を持ち、客観的に、真実に基づいて双方の交流の状況を伝えることを望んでいる。2日間の会合で、私は日本を再報道するという強い衝動に駆られ、まずは自分が先頭に立って始めようと考えている。自分が先頭に立って始めるというのは、私個人が始めるということではなく、メディア自身から始めるということ。私たちは新しい方法を検討し、新しい考えと視点から報道し、報道で人の心を打つことを望んでいる。以前、よい方法もいくつかあったが、まだ経験や教訓をまとめる必要があった。これには私たちメディアに携わる者の智恵が必要で、ともに追求していかなければならない」と述べた。
また、「再報道」の具体的な方法について、「単独取材を行ったり各地を回ったりし、日本の国民と交流することになるだろうが、具体的にはまだ検討する必要がある」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年2月12日