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北京市民が日本のごみ焼却施設を視察へ |
発信時間: 2010-02-21 | チャイナネット |
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横断幕を掲げてごみ処理場の建設に反対する阿蘇衛の住民(2009年9月4日) 北京市市政市容委員会の役員、専門家、市民代表と記者一行は22日から、日本を訪問しごみ処理の新技術を視察することになっている。市民代表は阿蘇衛ごみ処理場の建設に反対するネット利用者の「ロバの糞」さん。彼は以前、ボランティアチームとともに数カ月の研究を経て、市政市容委員会に40ページに及ぶごみ処理に関する提案を出したことがある。 視察団は22日に出発し、3月3日に北京に戻る。日本では東京などの各地を視察し、ごみ焼却施設のほか、RDF(廃棄物固形燃料)などの新しいごみ処理技術を視察することになっている。そのほか、マカオでのごみ焼却施設の視察も予定されている。 専門家:視察の重点はごみの減量化 北京市市政市容委員会の副総エンジニアで、ごみ処理の専門家である王維平氏によると、今回の日本視察には主に3つの目的がある。 1つ目は、ごみ処理前の過程を視察すること。ごみは焼却炉に入れる前に一連の処理を行う必要がある。それは分類と選別である。これは北京のごみ処理の弱点であり、日本がどのように行っているかを見る必要がある。 2つ目は、日本がいかにごみを減量化させたかである。例えば、東京では1989年にごみの総量はピークを迎えたが、その後の20年間のごみの量は年々減少している。現在、東京のごみの量はピーク時のわずか56%となっているが、北京のごみは毎年増え続けている。 3つ目は、新たな処理技術、特に総合処理技術があるかどうかということ。現在、主な処理方法として焼却と埋立の2つがあり、そのほかは全て規模が小さく、1日当たり数十トンから数百トンしか処理できない。だが、北京のごみ処理場は数千トンを処理する必要がある。そのため、そのほかに成熟で安定したプロジェクト技術があるかどうかを見なければならない。 阿蘇衛ごみ焼却発電所について 阿蘇衛ごみ焼却発電所は2015年の竣工を予定しており、北京市の東城、西城と昌平区の生活ごみの処理を請け負うことになる。建設後、1日当たりのごみ処理量は1200トンを見込んでいる。2006年から着工すると言われてきたが、周辺住民はごみ処理場の建設に反対し続けている。 「チャイナネット」 2010年2月21日 |
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