中国共産党揚州市委員会の王燕文書記は20日、奈良市の仲川元庸市長と会見した際、日本国宝の鑑真和上坐像が、上海万博後に再び揚州に「里帰り」することを希望する旨を伝えた。
2010年上海万博の日本館には日本国宝の鑑真和上坐像が展示され、万博後、この塑像は揚州の鑑真記念堂に置かれることになっている。鑑真像の「里帰り」は、1980年4月に次ぎ2度目となる。
揚州は日本と古くから縁がある。仲川市長と会見した際、王燕文書記は「日本の遣唐使は742年、鑑真和尚を日本に招いた。その10年後、鑑真和尚は6回目でやっと渡航に成功し、揚州と日本の友好往来の歴史が始まった」と述べた。
「チャイナネット」 2010年2月21日