中日両国、6つの協力で新次元を

タグ: 経済と環境の両立 東アジアの経済統合

発信時間: 2010-03-26 10:15:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(4)経済と環境の両立

中日両国は経済と環境の両立を目指し、今年末に予定されているCOP16では新しい国際枠組みの合意を導く努力をする必要がある。そして実質的な温室効果ガスの削減に努力を傾け、「クリーンな成長」に向けてさらなる努力をしなければならない。

2006年から行われてきた中日省エネ・環境総合フォーラムでは大きな成果があった。経済と環境の両立を図るためには、エネルギー供給分野での原子力や新エネルギー利用の拡大、石炭利用の低炭素化を図るとともに、エネルギー使用の効率化を進めることが不可欠である。また産業システムの大量生産、大量消費、大量廃棄を、効率生産、有効消費、完全循環に改革しなければならない。それに加えて技術の革新も大切で、両国はこれに挑戦すべきだ。

(5)イノベーションへの挑戦

日本は米国や欧州連合(EU)を上回る技術指向国家であり、中国はモノづくりに目覚しい成果をあげている。両国がその能力を活かして技術フロティアを開拓していけば、世界の成長に大きく貢献できる。

(6)東アジアの経済統合の推進

東アジアの経済統合を支援していくことは、両国にとって重要な課題である。両国は経済統合の進化や開発格差の縮小、持続的な経済成長を目標に、両国は自由貿易の加速、経済構造改革、関連インフラの整備、エネルギー安全保障の確保、知的所有権の保護、人材育成、金融通貨市場の安定化の具体策を提示していく必要がある。

経済圏の構成に関しては、東アジアの協力の枠組みを段階的かつ重層的に進め、日中韓三国の間で自由貿易協定(FTA)を締結し、その上でそれぞれ3国の東南アジア諸国連合(ASEAN)とのFTAを統合することが望ましい。そして米国の参加も期待される。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年3月26日

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