中日韓のヒトゲノムコピー数多型(CNV)地図が完成

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発信時間: 2010-04-06 15:14:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ソウル大学医学部・ゲノム医学研究所のソ・ジョンソン教授率いる研究グループはこのほど、中国人、韓国人、日本人各10人を対象にしたゲノム研究を通じ、中日韓のヒトゲノムにおけるコピー数多型(1細胞あたりのコピー数が個人間で異なるゲノムの領域のこと Copy Number Variations:CVN)地図を完成させた。また、この研究により、アジア人特有のCVNは3500カ所以上に上ることが明らかになった。「科技日報」が韓国聯合ニュースの記事として6日に伝えた。

第一世代のヒトゲノムCNV地図は2006年に完成した。この地図はヨーロッパ、アフリカ、アジアに祖先をもつ4つの集団に属する270人のDNAを解析したもので、(1)一塩基多型(SNP)タイピングアレイ(2)クローンを基にした比較ゲノムハイブリダイゼーション--という2つの補完的な技術を用いて、CNVをスクリーニングし合計1447か所のコピー数可変領域(CNVR)を同定した。

ソウル大学医学院がこのほど作製した地図は、2006年に作成されたものとは違って、中国、日本、韓国人のみを対象として研究・作成したものだ。特定の疾患治療に役立つほか、ゲノムコピー数多型と病気との関連性研究に向けたプラットフォームを築いた。

「人民網日本語版」2010年4月6日

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