英紙『デイリー・テレグラフ』の16日の報道によると、経済低迷の深刻化につれ、日本の芸者たちも楽ではなくなっている。多くの人が高価な銘茶を賞味したがらない時、芸者たちはこれまでの姿勢を改め、お客さんのために安価なビールを提供しているという。
「芸者」というと、きれいな着物をまとい、茶道を披露したり、詩を吟じたり、楽器を演奏したりする優雅な日本の女性の姿が浮かぶだろう。伝統的な日本の茶室で、芸者たちはお客さんに高価な緑茶を出し、お客さんと会話したり、舞踊を披露する。当然、このサービスを受けるコストは安くなく、1人当たりの消費額は約1万5千円である。
しかし、ビアガーデンが茶室に取って代わる勢いが強まる中、上述の情景はただ人々の記憶の中に残るだけかもしれない。
京都のある長い歴史のある芸者館では、600円を出せばビールを1杯もらえるほか、芸者と思う存分話すこともできる。そのほか、ビール1杯とスナック菓子2種類、着物をまとった芸者のセットを1800円で提供している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年7月20日