笹川基金と人民大学が災害応急管理研修を実施

笹川基金と人民大学が災害応急管理研修を実施。

タグ: 笹川基金 人民大学 災害応急管理 幹部高級研修

発信時間: 2010-08-10 15:10:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
挨拶をする笹川日中友好基金の笹川陽平運営委員長

 日本の笹川日中友好基金と中国人民大学が共同で主催する災害応急管理幹部高級研修の開会式が9日午前、同大の講堂で盛大に行われた。開会式では中国人民大学共産党委員会の程天権書記、笹川日中友好基金の笹川陽平運営委員長(日本財団会長)、中国地震応急捜救センターの曲国勝チーフエンジニアが挨拶に立ったほか、四川省、青海省、雲南省、広東省、内蒙古自治区など12省(直轄市・自治区)の各レベルの防災担当幹部約160人余りが出席した。

 笹川陽平氏は挨拶で「ここ数年、中国は経済面で世界が注目する成果を上げているが、予測困難な自然災害も毎年発生している。災害発生前に予測・研究・防災準備をしっかりと行い、災害を最小限に抑制することが皆の使命だ。日本は地震災害の多発国であり、これまでに数多くの経験や教訓を蓄積している。これらの経験や教訓が中国の震災救援活動の助けとなることを希望する」と指摘。「民間交流は政府間交流を力強く補完する。笹川日中友好基金は今後、他の分野でも引き続き両国の交流を力強く支えていく」と表明した。

 程天権書記は「今回の災害応急管理幹部高級研修は、中国人民大学と笹川日中友好基金の良い協力であるとともに、中日両国の友好協力の継続でもある。世界規模で気候が温暖化し、自然環境が急激に悪化する中、各国はさらに地域協力を強化し、政府の応急管理能力を高め、自然災害が人類にもたらす災いに共同で対処し、われわれの生存を支える環境を共同で守る必要がある」と表明した。

 研修期間は5日間。中日両国の専門家・学者を招請し、大地震を経験した四川省や青海省、その他各省(自治区・直轄市)の防災担当幹部を対象に系統的な研修を行う。中日の災害後復興経験を比較し、復興理論を探求し、災害応急管理のレベルを高める。

 「人民網日本語版」2010年8月10日

挨拶をする人民大学の程天権書記
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