懇親会後の記念写真。関賢一郎撮影
続いて発表したのは日本湖南友好使者の渡辺明次氏と18歳の船山貴志氏。渡辺氏は定年後に中国留学し、昨年9月から日本僑報社の推薦により湘潭大学の日本語教員になり、いまは大変充実した中国生活をしていることから、「定年後は中国にいこう」と呼びかけた。船山氏は日本僑報社主催の第五回日本人の中国語作文コンクール一等賞受賞者で、この9月からは中国政府の奨学金を得て北京の対外経貿大学に留学する予定である。船山氏は流暢な中国語で長春の三年半の留学感想を述べた。
次に著名な翻訳家であり、摂南大学名誉教授武吉次朗先生が中国語翻訳のテクニックについて語った。さらに漢語角の熱心な参加者青木隆浩氏がアナウンサーばりの力強い低音で情緒たっぷりに茅盾の『白楊礼賛』を朗読し、会場から盛大な拍手が起こった。最後に、漢語角の交流会を多数参加され、まもなく駐米公使としてアメリカに赴任される千葉明氏が閉会の言葉を述べた。
今回の特別交流会は日本僑報社およびNPO法人日中交流支援機構の主催で、社団法人日中協会、日本湖南人会、日本湖南の友の会等の協力を得た。
日本僑報社は2007年8月、東京で星期日漢語角をスタートさせ、これまでの参加者はのべ5000人を超えている。昨年8月にはさいたま市浦和駅前広場で浦和漢語角を立ち上げ、本年6月には東京都小平市で初の室内漢語角が誕生した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月11日