参加者の記念写真。日本僑報社提供
8月5日夜、日本僑報社編集長兼日本湖南人会会長段躍中氏の北京訪問報告交流会が北京にて開催された。野村総合研究所中国研究センターの松野豊氏、CCTV世界文明・日本文明の撮影制作兼総監督の劉聡毅氏、中国社会科学院副研究員の鄭萍博士、北海道新聞北京支局佐藤千歳局長、日本国際協力機構北京事務所岡田実副所長、第五回日本人の中国語作文コンクール大会一等賞(中日友好協会賞)受賞の福森亜希氏ら20名の日中知名人が集まった。
報告交流会で、段躍中氏は出席者に対して、まず第六回中日作文コンクール大会の進行状況を紹介し、日本僑報社による東京での漢語角(中国語コーナー)の活動が8月8日で第150回目を迎えること、東京での漢語角が日中の友好交流を推進していく上での重要な舞台、ブランドとなっていることを特別に取り上げた。また段躍中氏は、程永華中国大使が漢語角三周年に寄せた揮毫を披露し、出席者の心が躍る良い知らせとなった。
続いて、報告交流会に参加した日中友人の自己紹介及び各自の仕事の近況や最新の成果を報告する場となった。中国青年出版社の編集者庄志霞氏、中国社会科学院副研究員の鄭萍博士、日本湖南人会唐明艶理事、ネット評論家の王錦思氏が出席者に各自の新書を紹介した。これらの新書及び人物伝記、翻訳書、インターネット文学や時事評論は、ジャンルは違えども日中文化交流が主題になっており、日本に対して中国を、中国に対して日本を紹介するという二重の使命を担っている。
また会にて、出席者はいかに日中の民間交流を深めていくかについて活発に意見を交わした。野村総合研究所中国研究センター松野豊理事は、「日本と中国の関係は非常に密接で、お互いに影響し合っている。一人の日本人として、私は中国の発展に非常に関心を持っている。」と述べた。現在日本国立新潟大学中国代表所特任副教授を兼任している王星宇博士は、10月に北京で新潟大学の中国校友会が発足する状況を紹介した。
報告交流会は三時間近くに渡り、以前からの面識の有無に関わらず、日中出席者がそれぞれの交流を深めた。最後に全員で記念写真を撮影し、お互いに激励しあい、更なる飛躍を約束した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月11日