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温家宝総理は17日北京で、鳩山由紀夫前首相が率いる民主党議員代表団一行と会談した。その際、「中国は改革開放政策を確固不動として実施し、日本が対中貿易と投資を拡大することを歓迎する」と述べた。
温家宝首相はさらに、「今年の5月に日本を訪問した際、両国は政治的相互信頼関係の増進や互恵協力の強化について一連の具体的な共通認識に達した。これらの共通認識を着実に実施し、中日戦略的互恵関係を推進し、アジア地域の平和と繁栄を促進するため、4つの政治的文書の原則と精神を基に、ともに努力しなければならない」と述べた。
また、「両国の企業界や金融、科学研究機関が各自の優位性を生かし、密接に連携を取り、循環経済、グリーン経済、省エネ環境保護分野で世界のトップレベルのモデルとなるプログラムを行い、両国の経済貿易協力を一層強化することを期待している」と述べた。
これに対して、鳩山前首相は「今回の訪問はまさに両国間の共通認識を徹底させるためである。唐山曹妃甸での見学は大変印象深かった。日中は生態環境保護や省エネ分野で協力する潜在力が大きく、将来性に富む。議員らとともに両国間の触れ合いを増やし、協力を深め、よりハイレベルで互恵的Win-Win関係を構築していきたい」と語った。
「中国国際放送局 日本語版」より 2010年8月17日