16日、山東省高密市の汽車駅付近にある鳳城ホテルに山東省各地から100人あまりの第二次大戦中の強制労働者及びその遺族が集まった。彼らは第二次大戦中に日本に強制連行された労働者1000人以上の正式な委任を受け、日本三菱マテリアルの現地子会社に対し民事訴訟を起こし、1000人あまりの被害者や遺族に一人あたり10万元で、合計1億元の賠償金を請求する。
鳳城ホテルに集まった100人あまりの強制労働者
鳳城ホテルに集まった100人あまりの強制労働者
賠償請求は日本政府から日本企業に
中国人労働者が集団で日本企業に民事訴訟を起こしたのは国内初であり、日本への訴訟に対し中国の法律を適用し、中国の弁護士を代理とすることも前例がない。法律援助団の傳強執行団長はこのように述べた。「この10数年の間に、日本に対して行なわれた賠償請求の訴訟は日本で行なわれ、日本人弁護士を訴訟代理人とすることが当たり前だった。国際法の定めで中国人弁護士は補助人として傍聴席で援護することしか許されなかった。」