香港の中国評論通信社は27日、「海外メディア:詹其雄船長の日本に不法に勾留されていた間の態度は非凡である」という文章を掲載した。文章の内容は以下の通り。
海外メディアの報道を総合すると、中国漁船の詹其雄船長の日本勾留中の態度は非凡であると報じた。詹船長は検察の取り調べに対し、「釣魚島は中国の領土であり、自分が釣魚島海域で漁業活動をしていたのは正当である」として、自分は無罪であると主張し続けた。また、「(巡視船に)故意にぶつけた」という日本側の非難を否定した。よって、この事件は膠着状態に陥った。
この間、日本側は詹船長に対し、罪を認めなければ最高3年の懲役又は50万円の罰金に処せられると何度も警告したが、詹船長は「もし私が罪を認めれば、中華民族の永遠の罪人になる」と回答。膠着状態のまま10日間の勾留期間が過ぎたため、日本側はさらに10日間の勾留延長を申請するほかなかった。
日本の法律では被疑者の勾留期間は最長20日間と定められており、期限が過ぎたら無罪釈放か起訴となる。今回、詹船長が20日以内に釈放されたのは、法理上「無罪釈放」に相当する。これは、日本が詹船長の「釣魚島は中国の領土である」という主張を認めたに等しく、法理上「不法越境」という見方も取り下げたといえる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年9月28日