北京でシンポジウム 「日本学」の趨勢と協力を検討

北京でシンポジウム 「日本学」の趨勢と協力を検討。

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発信時間: 2010-10-16 13:36:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

それに対し、前日本文化庁長官で青山文化大学特任教授である青木保氏は、21世紀のグローバル化の中の「日本学研究」について、「『地域研究』は国際・地域交流の基礎であり、21世紀の現在、世界にその大きな存在が改めて認識され始めた『東アジア文化圏』の形成の基礎を確かなものとするために、またそれがこの地域の平和と安定と発展を目的とし、さらに世界全体の平和と安定と発展に大きく寄与するものであることをはっきりと深く認識して行われなくてはならない。国際的『日本研究』はまさに、この目的を達成するためにあるといっても過言ではないと思う」と語った。

丹羽宇一郎・在中国日本国特命全権大使

大平元首相の孫で大平記念財団代表の大平知範氏

記念写真を収める出席者たち

また、第1回全国日本学研究博士フォーラム、第6回北京日本学研究センターと大平正芳記念財団による優秀学位論文授賞式、第3回中国日本学研究「カシオ」カップ優秀修士論文授賞式などのイベントも行われることになっている。

北京日本学研究センターは、30年前に大平元首相が訪中した際、中日政府が調印した文化交流協定の協力プロジェクトの一つである「北京日本語研修センター」の後を受け、中国教育部と国際交流基金の協議により1985年に開設された教育研究機関であり、これまでに日本語教育や日本学研究の専門家を数多く養成し、また大平正芳記念財団の協力を得て、『大平文庫』の設立、日本学優秀論文賞の表彰や日本の名著翻訳出版など、中国の日本研究人材の養成に寄与する助成事業を実施してきた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月16日

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