グローバルな気候温暖化の影響が日本の富士山にまで及んでいる。日本の研究グループが発表した調査結果によると、富士山南側の地表部分の永久凍土が消滅した可能性がある。
「読売新聞」ウェブサイトが16日に報道したところによると、静岡大学と日本国立極地研究所は1976年からの測量で得た関連データを共同で分析した。
研究をまとめた静岡大学の増沢武弘教授によると、1976年には富士山南の海抜3200メートル付近の地下50メートルに永久凍土の存在が確認されていたが、1998年には海抜3300メートル付近でやっと地下約50メートルの場所に永久凍土が発見され、2008年から2010年の最新調査によると、永久凍土の海抜下限が初めて確認されなかった。
日本気象庁のデータによると、富士山山頂の年平均気温は1976年には零下7.2℃だったが、2009年には零下5.9℃にまで上昇している。
「人民網日本語版」2010年10月18日