内蒙古(モンゴル)自治区の高校生19人が18日、沖縄県石垣島の県立八重山商工高校を訪問した。「中国新聞社」が伝えた。
今回の訪問は、中日両国の釣魚島(日本では尖閣諸島と呼ばれる)衝突事件の影響を受けることなく実施された民間交流活動のひとつだ。高校生19人が訪れた石垣島は、釣魚島衝突事件が発生し、中国漁船の勝椛エ雄船長が逮捕された現場に程近い。
中日両国の高校生は、地方伝統舞踊などのパフォーマンス上演、グループに分かれた中国語学習教材による相互学習、流行歌の唱和、などで交流を行った。
今回の活動は、日本政府が2007年にスタートした「21世紀東アジア青少年大交流計画」の一環。12日に日本に到着した中国の高校生一行は、2010年中日青少年交流活動の参加者第4陣となる。
北京、吉林、江蘇、内モンゴルなど9省・市・自治区の高校生400人が、9日間の日程で、グループに分かれて東京、京都、大阪、沖縄の各地を訪問した。現地の歴史・文化名跡、環境保護施設、学校を見学し、日本の高校生と交流を行い、日本の家庭にホームステイし、深く踏み込んで日本の社会を体験した。
中日青少年交流事業は、両国指導者が決定した民間交流活動のひとつで、中日青少年間の相互理解を推進し、中日の世々代々の友好のための強固な基盤を構築することを目的としている。2008年から2011年までの4年間に、中日両国の青少年約4千人が交流活動を展開する計画。
「人民網日本語版」2010年10月19日