国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は21日に通知を出し、天津一汽トヨタ汽車有限公司が11月15日から「クラウン」(中国名「皇冠」)と「レイツ」(「鋭志」)の乗用車2車種の一部をリコールすると決定したことを明らかにした。対象車は13万4234台に上るという。新華社が伝えた。
今回リコールの対象となるのは2005年2月21日から06年12月31日までの間に生産されたクラウン7万1840台と、05年10月18日-06年12月31日に生産されたレイツ6万2394台。
問題の車両は、ディスクブレーキを構成する部品の一つ・ブレーキキャリパーのダストホールドに水がしみこんでさびが生じ、制動力が低下して、走行の安全性に影響するおそれがあるという。同公司は対象車について無料で部品を交換するほか、さびがひどい場合はブレーキキャリパーを新しいものと交換するとしている。
「人民網日本語版」2010年10月22日