中国国家質検総局は21日、3回にわたって自動車リコール命令を出した。
リコール命令の対象は、ホンダ、トヨタなどの数モデルの自動車に集中している。天津一汽トヨタのクラウンと鋭志(レイツ、日本名はマークX)が13万台超、ホンダの輸入版アキュラが105台、トヨタの輸入版レクサスが2555台、輸入版クラウンと鋭志が約6万台はリコール命令を受けている。
天津一汽トヨタは11月15日から、7万1840台のクラウン(2005年2月21日から2006年12月31日製造)と6万2394台の鋭志(2005年10月18日から2006年12月31日製造)、計13万4234台をリコールする。リコール理由は、後輪用ブレーキ・キャリパーが動きダストブーツ内に水が入ることで、ブーツ内の取付け部とスライドピンが錆び、ブレーキ・キャリパーの性能に影響する恐れがあるというもの。
トヨタは11月15日から中国で、1233台の輸入版レクサスGS300(2004年12月20日から2005年12月9日製造)と1322台の輸入版レクサスRX300(2003年5月8日から2005年11月23日製造)、計2555台をリコール。ブレーキシリンダーからの液漏れにより警告灯が点灯し、ブレーキ液を補充しなければブレーキの効きが悪くなり、安全に影響する恐れがあるというのが原因。