第10回ASEAN・東南アジア諸国連合と中国、日本、韓国の農林相会議が24日、カンボジアの首都プノンペンで開催された。参加者は「引き続き農林業の発展と食糧安全分野での協力を強化していく」と一致して表明した。
会議で発表された共同声明は、「各国は食糧、農業、林業部門での一層の協力強化を支持する。また、ASEANと中日韓の食糧、農業、林業の協力戦略を支持し、食糧安全が経済と社会の持続可能な発展と地域の安定を実現する上での重要な要素だと改めて強調する」としている。
中国農業部の高鴻賓次官は席上、「現在、世界と地域の食糧安全には多くの不確定要素があり、情勢は楽観視できない。地域内の諸国は対話と協力を強化し、有効な協調による政策と行動を展開し、食糧と農業をさらに重要視すべきだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年10月26日