日本の木造住宅関連企業が中国でPR強化

日本の木造住宅関連企業が中国でPR強化。 中国の土地は国有地のため、個人が自由に住宅を建てることはできない。そのため個人消費においてはほとんど無理だ。また中国の今の不動産価格は、絶頂のようなところにまで上昇していることから、私たちの主なターゲットである住宅業者も苦しんでいる…

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発信時間: 2010-11-01 17:11:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本木材輸出振興協議会は10月29日、北京展覧館で中国国際住宅業博覧会組織委員会、中国林業科学院木材工業研究所、国際木文化学会と共同で、「日中低炭素住宅産業化技術シンポジウム―日本産木材説明会」を開催した。これは日本産の木材や日本の木造住宅の設計、製造などを中国の建築関連の業界に知ってもらい、同時に中国での日本産木材の販売拡大を目指して行われたもので、中国住宅・都市農村建設部住宅産業化促進センターの劉燦主任、日本の林野庁林政部の末松広行部長、在中国日本国大使館経済部の佐竹健次参事官など、中日建築業界の関係者100人余りが出席した。

この説明会では、東京大学の岡野健名誉教授が『スギとヒノキ、日本の最も優れた住宅建材』、静岡大学の安村基教授が『日本の木造建築』というテーマで講演し、木造住宅は台風や震災に強いだけでなく、インフルエンザの蔓延を抑制し、人に温かみを伝えることができるため心の健康にも役立つと、日本の木材の特性や木造住宅の特徴を紹介した。

また住宅設計、製造、販売、施工を行っているミサワホームと、防腐、防蟻、難燃処理を施した屋外用木材商品の販売を行う越井木材工業株株式会社の代表は、自社の業務や中国市場に対する見方を紹介し、都市化が急速に進んでいる中国の住宅市場に高い期待を示した。

しかしミサワホーム総合研究所国際室の王世琦担当課長は「中国の土地は国有地のため、個人が自由に住宅を建てることはできない。そのため個人消費においてはほとんど無理だ。また中国の今の不動産価格は、絶頂のようなところにまで上昇していることから、私たちの主なターゲットである住宅業者も苦しんでいる。これから中国に進出する道はそれほど平坦ではない」と語った。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月1日

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