雨降って地固まる
喧嘩の原因は尽きないもので、中日の国際結婚が増えれば増えるほど、離婚も少なくない。中日結婚の離婚率は日本の国際結婚の離婚率の上位にいつも並んでいる。しかし、素晴らしい名言が、「十年の修行をかけてやっと同じ船に乗る縁を得、百年かけてやっと夫婦になれる」と言っている様に、夫婦になったのは前世で得た千載一隅の縁であるのだから、大切にしなくてはいけない。離婚する事だって、そんなに簡単なことではない。ある哲学者がこのようなことを言っている。「婚姻と言うのは二人の生き生きとした魂を固く結びつけている縄である。二人が縄の束縛から逃れようとした時、即ち離婚が訪れる。しかし、お互いの体には束縛から逃れようと、もがき傷ついた痛々しい跡が残るはずだ。」
では、そうすれば国際結婚でおきる摩擦を解消できるのだろうか。
中睦まじい中日家庭には共通点がある。夫婦がお互いを思いやり、気を配る。良く話し合い、きちんと気持ちを伝え合う。そして、相手の立場に立って物事を考え譲り合い、自分勝手になってはいけない。仲の良い夫婦はお互いの努力で、言葉と文化の壁を乗り越え、絆を深めている。彼らはお互いの声に耳を傾け、心を分かち合い、相手を理解しようとすることの大切さや穏やかで平和な日々の素晴らしさを感じるのだ。彼らは心の摩擦が起きても離れていく事はなく、しっかり手と手を取り合って、相手が居ることによって、もうひとつの違った素晴らしい世界の見方があることを発見するのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月20日