日本の伝統的な祝日「成人の日」である1月10日、全国各地、成人式で沸いていた。20歳になった若者たちが着物やスーツに身を包み成人式に参加したり、神社にお参りに行ったりする。「子ども時代」に別れを告げ、「大人」に仲間入りするのだ。日本の社会では彼らのことを「新成人」と呼ぶ。総務省の統計データーによると、2011年の「新成人」は124万人だった。彼らの先輩たち同様、多くの「新成人」は「安定志向」の流れにあり、どうなるか分らない日本の将来に不安を感じているようだ。
「将来について」
2010年12月末、インターネット調査会社のマイクロミルが2011年に成人式を迎える「新成人」500人に対し、ネット上でアンケート調査を行った。その結果、「新成人」の90%が日本の将来に「不安を感じている」と答え、主な理由として、「国債が過去最高である」「政治が不安定である」「社会の格差が広がっている」「不景気で若者の就職が困難である」などがあがった。
「これから日本が取り組むべきだと思うこと」を尋ねると、経済や社会の保障制度についての関心が非常に高かった。「雇用対策」に取り組むべきと答えた「新成人」は75.2%、「景気対策」が重要であるとの答えは、70.4%で、「年金制度の充実や改善」を進めていくべきと答えた人は49.4%だった。また、半数近くの若者が日本の外交に関心を持っており、国はより一層外交問題に目を向け、積極的な外交政策を考えていくべきであると考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月12日