日本の京セラ株式会社のグループ企業である京瓷太陽能有限公司はこのほど、生産能力の拡大をはかるため、今年1月中旬に天津市経済技術開発区で太陽電池モジュールの新工場建設を開始したことを明らかにした。当日は竣工式が盛大に行われたという。「国際金融報」が伝えた。
ここ数年、京セラは急速に増加する太陽電池の市場ニーズに対応するため、世界各地の生産拠点で生産効率の向上に努めてきた。同公司の既存の生産機能はこれから新工場に順次移転し、今年夏までにすべての移転作業を終えて、新工場が稼働する予定だ。
新工場で生産する太陽電池モジュールは、主にアジア市場向けのもので、生産に必要な材料は今後も中国を中心とするアジア各国で調達するという。また新工場には93キロワット級の京セラ太陽光発電システムや高効率離心式冷水機ユニットといった、省エネ・汚染物質排出削減に対応する環境保護システムが設置されたという。
「人民網日本語版」2011年2月16日