日本を訪れる中国人観光客の増加に伴い、日本の各店は2010年の春節から「春節ビジネス」に乗り出し、売上げ獲得に努めている。「日本新華僑報網」が伝えた。
日本のある商業機関によると、今年の春節の連休期間中、日本各地の店は中国人観光客を獲得するための「商戦」を繰り広げた。各店は通訳サービスの提供などでサービスの向上を図った。
大手家電量販店のヨドバシカメラが公表した2月3日から9日の春節期間の販売ランキングによると、中国人観光客に最も人気のある商品は腕時計だった。続いてデジカメ、化粧品となっている。
また、北海道でロケをした映画「狙った恋の落とし方(原題「非誠勿擾」)」が中国で大ヒットしたことで、北海道はますます人気のスポットとなっている。北海道のホテルや旅館に春節期間中に1泊以上した中国人観光客の数は、前年同期より3割増加した。
さらに、中国人観光客に春節の雰囲気を味わってもらうため、多くの店は「対聯」を貼り、真っ赤な提灯を飾るなどし、あちこちがお祝いムードに包まれた。札幌のテレビ塔では、旧暦元日の夜にすべての光が中国人の好む赤に変えられた。
関連の統計によると、日本を訪れた中国人観光客の1人当たりの消費額は2010年に9万 5581円に達し、外国人観光客の平均 5万 1844円を大幅に上回った。昨年日本を訪れた中国人観光客141万3100人で計算すると、日本経済への寄与度は年間1351億円に上る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年2月18日