1936年日本広東籍華僑登録証明書
軍刀にまつわる3つの説
記者の調査によれば、黄埔村ではその刀の由来について、三つの説があるという。一つ目の説は、馮氏の妻は天皇の遠い親戚であり、この刀は彼女の嫁入り道具だったというもの。二つ目の説は、彼女は幕末の将軍の姪で、その刀は将軍からの贈り物だったというもの。三つ目の説は、彼女は当時のある首相の姪で、その刀は首相からの贈り物だったというものである。
黄埔村の歴史をよく知る75歳の村人、胡永湛氏はこの三つ目の説が正しいという。胡氏は、「日本は階級制度が厳しく、もし彼女が皇族又は幕府将軍の親戚なら、他民族や一般庶民と結婚することはできないはずだ。」と言う。日本人妻による黄埔村への貢献が、中日両国民間に存在する一つの友情の形を物語っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月28日