日本の婚姻暴力の実態②精神的な暴力も

日本の婚姻暴力の実態②精神的な暴力も。

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発信時間: 2011-03-09 10:27:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の婚姻暴力の実態①家の中の恥を外にさらすな

通常、暴力と言うと往々にして身体上に受ける傷害を思い浮かべる。実情は、身体的な暴力の他に精神的な暴力、性暴力も家庭内暴力に含まれる。しかも今日の日本の家庭内暴力は精神的なものが多く、とりわけ中産階級の家庭の高等教育を受けた夫婦に起きている。その実態は妻の存在を無視する形で現れており、妻に対する冷淡・軽視・放任と疎遠、悪意中傷をする、関心を持たない、言葉での会話を最低限度しかしない、性生活を停止、或いはいい加減にする、一切の家事をないがしろにする、財産や経済的条件の制限をする、電話や行動を監視する、外出や交際を制限する等がある。

私が東京都文京区男女平等センター、神奈川県立女性センター、横浜女性フォーラム(現 男女共同参画センター横浜)等から得た理解によると、これらの家庭内暴力相談窓口に助けを求める被害女性は、大部分が精神的な暴力に遭ったものである。しかもそれらの女性の年齢の範囲は幅広く、20歳から中年の女性まで皆事例がある。

ある20数歳の若い妻は夫が何かにつけて悪意のある言葉でののしり、責め、「この役立たず」「馬鹿」等の言葉の暴力でもって自分の自信を喪失させていると訴えている。

30数歳の女性の夫は彼女が他人と連絡するのを許さず、外出するとたびたび携帯電話をかけ追いかけてきて「今どこにいるのか」と監視を続ける。もし彼女が決まった時間に帰宅しないと夫は疑心暗鬼になり「人と会っていたのか」「浮気の相手がいるのか」と訊くのである。

ある中年の女性は夫が自分が家から出かけるのを許さず、子どもの学校に行くのさえ、子どもをつれて公園に行くのさえ認めないので苦しくてたまらないと訴えている。

ある専業主婦は自分は収入がなく夫が家庭の財布を握っており、ガス・電気・水道代など日常生活の支払も全て実費払いで、一円たりとも彼女には与えないと言う。ある女性は夫が常に長時間自分の「過失」を責め立て、その上実家のいろいろな落ち度まで責める事を恨んでいる。調査によるとこのためにうつ病になる人もある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月9日

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