インターネットの時代に生きる今、ネット上の意見を無視する事はできない。3月11日に東日本大地震が発生してから、メディアはどこも地震、津波、原発事故や救援活動の密着取材を行っていたが、ネットの声はあまり取り上げられなかった。ネット上で関心が集まっている話題や彼らの声は、日本の人々の心の声であるだけでなく、この前代未聞の大災害の救援活動や政府の行動を公正な目で見つめ、正しい方向に導く役割も果たしている。
現在、ネットで注目されているのは、被災状況の迅速な情報の公開とその的確性である。3月19日、政府は一部の農産物が放射能物質の汚染を受けていることを正式に発表し、ネットでは、何日も前から数値が基準を超えていたにもかかわらず、なぜこんなにも公表が遅れたのかという疑念の声が上がった。20日、政府は東京の水道水から放射性ヨウ素を検出したと発表した。政府の災害関連情報に関する報告は、日に日に明確に公開されるようになったが、ネットが目を光らせている事は明らかだ。