3月17日午後、人々は東京上野駅にある喫茶店で本を読んだり、話をしたりして、原発事故に対し冷静に向き合っていた。
21日、太平洋からの季節風が被災後の東日本を襲い、東京や被災地を含む地域が雨に見舞われた。劣悪な天気により、菅直人首相も予定していた被災地の視察を取りやめ、日本人の士気は少しばかり落ち込んでしまった。
東京では、街に出る人が可哀そうなくらい少なくなっていた。日本政府は雨による放射線の影響はないと発表していたが、この雨によりすべての人々を屋内に避難してしまった。外にでなければならない人々は、雨合羽、雨靴、手袋、マフラーで身を固め、皮膚を危険にさらさないように注意していた。
東京の銀座は観光客がまばらにしかおらず、営業していない店も多く見かけられた。店の人たちは、地震後、国内外の観光客は少なくなり、銀座は東京で最もさびしい場所になってしまったと言っていた。