東京観察:平静の中にある波瀾

東京観察:平静の中にある波瀾。

タグ: 大地震 放射能漏れ 東京 恐怖

発信時間: 2011-03-23 15:53:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

地震から一週間経ち、各種の仕事は通常の状態に戻ってきている。郵便局の職員も通常と変わらぬ様子で業務を行っており、まるでマグニチュード9.0の地震がなかったかのようである。


週末の居酒屋では、若者がカラオケを熱唱する一方で、酔っ払いが放射性物質漏えいの恐怖を永遠と発散していた。原宿の代々木公園では、若者たちが思う存分ロックに浸っていた。

東京は今回の地震に関する情報の発信地であり、毎日記者会見が行われた。首相官邸、原子力安全・保安院、東京電力などでは、多くの職員や記者が一日中待機し、各種の情報が全国そして世界に放送された。聞くところによると、菅直人首相は地震発生から182時間後になって初めて首相官邸から1分の距離にある首相公邸に戻ったのだという。

どの人も自身の職場を守り、秩序が乱れることはない。未来がどれほど予測できなくとも、人々があきらめることはない。被災状況が最も深刻な岩手県花巻市では、延期になっていた卒業式が廃墟になった校舎で行われた。地震と津波から生き残った学生たちは黒色の制服に身を包み、校長先生は「みなさんは災害の中、卒業します。これからは志をもって故郷の再建に励んでください」と祝辞を送り、一人一人に卒業証書を手渡した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月23日

 

     1   2   3  


日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。