東京の渋谷で3月20日、千人が参加する原発反対デモ行進が行われた。このデモ行進は、全日本学生自治会総連合と全国労働組合交流センターが共同で主催した。
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1日までに、原発修復のニュースが東京で注目されることはなくなっていた。文部科学省は19日晩、首都圏内の水道水から放射性ヨウ素や同セシウムを検出したが、いずれも国の規制値を下回っていたと発表した。
その後、厚生労働省が発表した通知により、恐怖におびえていた人々は自分たちの生活環境がすでに汚染されたのだと確信した。その通知は、放射性物質の検出量が基準を越えた場合、水道水の飲用を控え、できる限り他のきれいな水を飲用するようにというものであった。
これにより、首都圏の住民の間には恐怖が広がり、スーパーの水が買い占められる事態が起きた。
恐怖は街頭での抗議に昇華した。昨日、渋谷では数千人というデモが行われた。人々は今回の地震で政府が見せた対応の遅さと無能さを批判し、原発事故により予測不可能な環境に置かれていることを抗議した。
東京のどこに行っても、原発事故の話が聞こえてくる。限られた情報しかなく、人々は確実な回答が得られていない。人々は政府の情報を信用しなくなり、焦り始めている。しかし、東京には強さと焦りが共存している。
18日、記者が千葉県成田市を訪れたとき、大規模な停電により、交差点の信号でさえ停止してしまっていた。しかし、自動車は警察の交通整理が無くても、整然と通行していた。