フランスのエリクベッソン工業相は28日、日本の東京電力が正式に、フランスの関連機関と企業は福島第1原発の核漏洩事故処理への協力を申し入れたことを明らかにした。
ベッソン工業相はフランスメディアのインタビューを受け、「福島第1原発の情勢は大変厳しい。東京電力は未だに情勢を安定させておらず、過去36時間に初めてフランス側の協力を申し入れ、フランス電力、アレバ(AREVA)グループやフランスの原子力保安委員会からの協力を求めている」と述べた。具体的な協力内容については言及していない。
ベッソン氏は、「日本の事故はフランスの原発業に警鐘を鳴らしている。フランスは原発の安全性テストを強化するようEUに提案した。それにもかかわらず、フランスとヨーロッパ諸国は原子力工業を放棄するつもりはない」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年3月29日